裏切りから溺愛くんに出逢いました。
…まさかね。

「おい」

予想当たっちまった。

さっきの金髪男が上から下りてきたのだ。

最悪だ。

「なに」

私は横にあった小説を手に取り金髪男と目も合わせずに答える。

「少しくらい泣いたっていい」

金髪男が優しい口調に変わった。

「関係ない」

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