裏切りから溺愛くんに出逢いました。
――ぴーぴぴ ぴーぴぴ ガチャン


朝だ。

こんなにも朝が嫌だったのは中学以来だ。

それでも学校に行く支度をする。

朝ご飯は食べなかった。

あの日から喉を通さない。

お腹は全く空かなかった。

「いってらっしゃい」

母の声を後ろに家をでた。

教室につくと予想通り静まり返った。

どうでもいい。

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