りんごをむいて
りんごをむいて
ベットで寝ている俺の幼なじみ
熱のせいか唸っている。
「うぅー...おとうもおかあも
刀麻(とうま)も馬鹿ーーーー!!」
なぜ見舞いに来たのに馬鹿と言われないといけないのか不明である。
「誰が馬鹿だって?
弥生。」
「...え。居たの?刀麻」
居たわ、馬鹿!真横にいたし、あんだけ堂々と悪く言われたの始めてだわ!
「居たよ。で、熱は?」
ツッコミたかったけど病人相手
冷静に対処。
「んー、下がった方。」
「ちょっとデコだしてみ?」
こつん
デコで熱をはかってみる。
熱すぎるのか弥生の顔が赤くなる
熱高くなっちまったか?
「...まだ寝てろよ。氷、いる?」
「...いる。あと....」
「ん?」
「りんご欲しい。切ってきて」
「りょーかい」