友達関係
チャイムが鳴ったけど、あたしはその場を動くことができなかった。

怖い・・・。

教室に戻るのが・・・。

だけど、いつまでもここにいるわけにもいかず、あたしは教室に戻った。

先生に叱られて席に着くと、横から

「自分が、遅刻してんじゃん。」

って聞こえた。

果夏だった。

あたしは涙を必死に堪えた。

泣いたら、負けなような気がして。

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