真冬の紅葉が散るように
「紅葉にも参加してもらうからね。」




のっぽが眩しいくらいの笑顔を見せる。





恐ろしい人間だ。





「参加します。」



気づけば、私はそう言っていた。




「嫌がらないんだ?」





「拒否しても無駄なんでしょ?」




「御名答。」


助手席からチビの声がする。

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