真冬の紅葉が散るように
……パン‼︎



マッチョの拳銃が空砲を鳴らす。




人が騒ぎ出す。




「全員床に伏せろ‼︎ケータイはこの袋に入れろ!」



マッチョがそう言うと、チビが、さっき私の頭を覆った袋でケータイを回収し始める。




その間にマッチョは着実に鞄の中にお金を詰めていく。





一つが満杯になり、私に目掛けてそれを投げる。



私はそれを取り、肩に背負う。





その後、カバンは三つきて、全て持ちながら他の二人と銀行を去り、入り口で待っていたのっぽのワゴン車に乗っかって逃走。






完璧だった。
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