だから俺と、付き合ってください。
再び歩き出して公園に着くとベンチにカバンを置いて、制服の袖を腕まくり。
同じようにしてる清瀬くんと向かい合って。
「よろしくお願いします」
「おうっす!」
頭をぺこりと下げた。
……清瀬くんと特訓して、うまくならなかったらどうしよー。
せっかく私のために時間を割いてくれているのに、申し訳ない。
「じゃあまずパスの練習からな」
「う、うん……!」
でも、とりあえず。
がんばってみるしかないよね!