大っ嫌いの反対っ!!



「いきなり、ごめんねっ。
けど、本当に前から好きだったの!」

目の前にいる奴が言う。

「うん。」

「返事…、決まったなら教えて?」



おいおい、待てよ。

告られたの昼休みだぜ?

まだ、二時間近くしか経ってないだろ。



なのに、もう返事ですか。



「早くない…?」

俺が言った。

「…ごめんねっ。
けど、待てないんだよね…。」

そう言って、笑う。


告白したくせに、ずうずうしいな。←


「決まってなかったら、いいよっ…!」

俺がどんな顔してたのか、焦りだした。


険しい顔してたかも。



決まってなかったらって…。

絶対、OKもらうって思ってんだろうな。


< 104 / 116 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop