大っ嫌いの反対っ!!
くるみちゃんの後に続いて、歩いてた悠哉が振り向いた。
「声デカい。」
悠哉が笑って言う。
そんな事言いながらも、こっちに歩いてきてくれる。
「だって……。」
確かに、声デカかったかも…。
「なに?」
悠哉が言った。
自分の思い。
しっかり、伝えたい。
「……好きっ…。」
「は?」
悠哉が聞き返す。
「本当は…、ずっと好きだった。
けど、怖かったのっ…。
悠哉の彼女になる事が…。」
弱かった。
悠哉の彼女になるには…。