大っ嫌いの反対っ!!
「それから、何回も諦めようと思って。
でも、魅希の笑顔が忘れらんなくて。
また、逆戻りだった。」
なんで…。
「けど、遊園地の時にさ…。
嫌って言われて、思ったんだ。
本当に俺の事嫌いなんだ、って。
その時、諦めようって決めた。」
「ちがっ…。」
「でもっ…、わかった。
最初っから、無理だったんだよ。
魅希を嫌いになる事なんて。」
涙が溢れる。
「魅希以外の奴を好きになるなんて。
もう、考えられなかった。」
嬉しかった。
「なのに、なんで?とか聞くしさ。」
悠哉が笑う。