大っ嫌いの反対っ!!

朝いた人って…。

そう思って振り返った。


「ほら、やっぱりっ!」


朝、私の事を指差してきた子だった。


「朝、指…差してき、た?」

私は言った。

「やっぱり~!あたしお手柄っ!
友理香はっ!?友理香呼べっ!」

その子は、朝一緒にいた子1人に言った。


「あっ…、来た~!」

その子が見た方を私も見た。


……朝、睨んできた子だった。

「佳奈子、お手柄~♪」

そう言って、佳奈子とか言う子の頭を撫でた。

「ねぇ、昨日の放課後あんた悠哉君といたでしょ?」


いきなり…?

まぁ…、こういうのは、よくある。

2人ともモテるから。


「ううん。」

適当に嘘ついてればいいか。


「絶対、そうだったっ!
キスしてたでしょっ?

あたし、視力2.0だもんっ!
これ、自慢なんだからっ!」

佳奈子が言う。

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