大っ嫌いの反対っ!!

バレてるし…。

見てたのっ…!?


「本当の事言いなさいよ。
アタシらの事知らないの?」

友理香が言った。

知らないのって聞くほど、あなた達は有名なの!


「知らない。」

私は正直に言った。

「だよね~。
その前にタメじゃないんだから、やめてくんない?」


えっ、タメじゃない!?


「すいません。」

私は謝った。

しゃぁ、私は先輩に呼ばれてんの!?

なんか、ヤバいね…。

「早く言ってよ。いじめてほしいの?
アタシ達、いじめんの得意なんだ。」

そう言って、私の肩を押してきた。


「早くっ…!!」

友理香先輩?が言う。

もう、ハッキリ言った方がいいよね?

「…違います。
昨日の放課後は悠哉と帰ってません。
友達と帰ってました。」

私は、嘘をついた。

正直に言ったら何されるか分かんない。


< 26 / 116 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop