大っ嫌いの反対っ!!
――中学の頃――

「神奈川県から来た、山本悠哉君です。」

「よろしくお願いします。」


――ざわざわっ

みんな騒いでいる。俺、そんな変か?


そんな中……

「よろしくねっ。」


――ドキッ


それが魅希だった。
まぁ、いわゆる一目惚れ。

幸運な事に魅希の席の近くになれた。


「私、魅希って言うのっ!
分からない事があったら、何でも聞いて!」


可愛い……。

初めてだった。

こんな胸がドキドキするの。

これが『恋』っていうんだと思った。


「ありがと。魅希でいい?」

俺は言った。

「うんっ!私も悠哉って呼ぶね。」

そう言って、また可愛い笑顔で返してくれる。


…俺、興奮して死にそう。

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