大っ嫌いの反対っ!!
「なんで、お前はそんな自分の家のように食ってんの?」
俺は言った。
「まぁまぁ。
悠哉のお母様と仲良くなっちゃってよ。
このトースト上手いから、お前も食えよ。」
「言われなくても食うし。」
そう言って、椅子に座った。
「なんか、朝から憂鬱だな。」
俺は言った。
「…俺のせいかよ?」
蓮斗が言う。
いや、逆にそれ以外にあるかよ。
「…時間なくない?」
蓮斗が言った。
「……お前のせいだ。」
気づけば、あと20分。
俺達は、トーストを食べて準備をすまして家を出た。