大っ嫌いの反対っ!!
「早く、行こうぜっ♪」
蓮斗が花鈴の手をとる。
「……行ってら。」
悠哉が言った。
「…あ、そうだったね。」
絶叫系は、無理って言ってたのを思い出した。
「私も、待っとくよっ!」
私は言った。
「まじっ!?
俺、あそこ行きたいんだけどっ!」
悠哉が笑顔を指差した。
その先には……、
「…行ってら。」
私は言った。
「……は?
1人で入るとか恥ずかしいだろっ!
行こうぜっ!」
悠哉が言う。
いや~。…あの~。
「嫌い……。」
私は言った。
「あ…、俺の事?」
悠哉が言う。
違いますよ。
むしろ、大好きです。
「私、…無理なんだって。」
「俺が?あぁ…。」
どんどん、ブルーになる悠哉。
「違うってばっ!
お化け屋敷が無理なのっ!!」
私は大声で言った。