大っ嫌いの反対っ!!
「ふざけてんのは、どっちですかねー?」
花鈴が言った。
「泣かしたー!」
蓮斗が言う。
「泣いてんの……?」
悠哉が言う。
「だってっ…、ひっく…。
行きたくないってっ…言ったじゃん~…。」
私は言った。
本当に、苦手だったのにっ…。
「…ごめんごめん。」
悠哉が言った。
ごめんは、1回。
「ふざけないで、しっかり謝りなよ。」
花鈴が、悠哉を睨みつけて言う。
「ごめんな?」
悠哉が私の頭を撫でて言った。
私は、黙って頷いた。
そんな私達を見て、花鈴は笑う。