大っ嫌いの反対っ!!

「うわっ…。
やべぇー、めっちゃ高いしっ!」

悠哉が外を見て言った。

「本当だー!」

そう言って、立ち上がった私。


―――グラっ…。


「バカっ!揺らすなっ!!」

悠哉が焦って言う。

「そう言ってる、悠哉のせいでもあるんですけどっ!」


無意識に立ってますよ。


「座ろう座ろう…。」

「そんな、落ちないよっ!」

私は、笑っていった。

「俺は、ゆっくり楽しみたいんだよっ!」


おじさんクサいなー。


「花鈴達、どうかなー。」

私は、花鈴達の乗っている方を見た。

「見えるわけなくね?」

悠哉が笑って言う。

「うるさいー。」


「…なぁ…。」

悠哉の声が変わったような気がした。

「なに?」

私は言った。

< 61 / 116 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop