大っ嫌いの反対っ!!
「うわっ…。
やべぇー、めっちゃ高いしっ!」
悠哉が外を見て言った。
「本当だー!」
そう言って、立ち上がった私。
―――グラっ…。
「バカっ!揺らすなっ!!」
悠哉が焦って言う。
「そう言ってる、悠哉のせいでもあるんですけどっ!」
無意識に立ってますよ。
「座ろう座ろう…。」
「そんな、落ちないよっ!」
私は、笑っていった。
「俺は、ゆっくり楽しみたいんだよっ!」
おじさんクサいなー。
「花鈴達、どうかなー。」
私は、花鈴達の乗っている方を見た。
「見えるわけなくね?」
悠哉が笑って言う。
「うるさいー。」
「…なぁ…。」
悠哉の声が変わったような気がした。
「なに?」
私は言った。