大っ嫌いの反対っ!!
いるって、言っても何も変わらないと思うから。
「いないのかよ…。」
「うん。いないいないっ。」
私は、苦笑いで言った。
本当は、目の前にいるんだけど。
「…つまんねぇのっ。」
悠哉が言った。
「…悠哉は、その好きな人と幸せになれればいいね。」
意地を張って、ついそんな事を言ってしまった。
「…なれるはずねぇじゃんっ。」
悠哉が小さく言ったのを私には、聞こえなかった。
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観覧車が終わり。
花鈴達が下りてきた。
「……………。」
顔を真っ赤にして、下りてきた花鈴。
その隣には、笑顔の蓮斗。
この2人は、なんだ。
「どうだったの?」
私は聞いた。