大っ嫌いの反対っ!!
――悠哉――

嫌。

そう言って、走って行った。


なんで、俺って…。
こんなに、嫌われてんの?

好きな奴だって。お前なのに…。


「悠哉…、大丈夫か…?」

蓮斗が言った。

「…ムカつく。」

「…え…?」

蓮斗が言う。


「…俺、なんか嫌われる事した覚えないしっ!」

俺が言った。


なんであんな、好き勝手なんだよっ!


「…まぁ、悠哉君…。」

蓮斗が言う。

「…あぁー。まじ、ムカつく。
一発殴れば良かった。」


「…好きなんだろ。」

蓮斗が言う。





「諦める。」





あっさり、俺は言った。
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