大っ嫌いの反対っ!!
――ガチャッ
ドアが開いた音がして。
目が覚める。
「んー。はぁ。」
起き上がってドアを見る。
「…おっすっ!」
蓮斗が言った。
「…なんだ。」
ため息をついた俺。
まだ、なんか言う事あんのかよ。
「なんだは、ないだろっ!」
蓮斗が言う。
「…なにしに来たんだよ。」
俺が冷たく言った。
「花鈴さ、お前らの事すっげー心配してんだよ。」
それが、大きなお世話って、言ってんのに。
「…あんな事言われて。傷ついてんの。」
蓮斗が言った。
「…あっそ。俺だって、うんざりだし。」
俺が言う。