大っ嫌いの反対っ!!

「ねえ、正直に言っていい?」


なんか、怖いんですが……。


「……いいよ。」

怒られるのを覚悟で言った。


「呆れた。本当に。
いつ言うかと、思って我慢してたのに。」

「………え。」


「好きなんじゃないの。好きなんでしょ?」

私は、黙って頷いた。


「なのに、私が言ったら言ったで、そんな事ないだの言うしさっ…。」


「魅希がずっと、ぐずぐずしてるからこういう事になったんでしょ。

もったいぶってるから、こんな事になったんじゃないの。


ねえ。私、間違ってる?」


「……ううん。」



間違ってない。

そうだよ。私が、ぐずぐずしてたから。


その結果が、これ。

本当、笑えないよね。

< 97 / 116 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop