大っ嫌いの反対っ!!
「ねえ、正直に言っていい?」
なんか、怖いんですが……。
「……いいよ。」
怒られるのを覚悟で言った。
「呆れた。本当に。
いつ言うかと、思って我慢してたのに。」
「………え。」
「好きなんじゃないの。好きなんでしょ?」
私は、黙って頷いた。
「なのに、私が言ったら言ったで、そんな事ないだの言うしさっ…。」
「魅希がずっと、ぐずぐずしてるからこういう事になったんでしょ。
もったいぶってるから、こんな事になったんじゃないの。
ねえ。私、間違ってる?」
「……ううん。」
間違ってない。
そうだよ。私が、ぐずぐずしてたから。
その結果が、これ。
本当、笑えないよね。