激突お義父さん!
敵陣侵入!
敵陣侵入!①


『だ~!やっぱ寝れるか~!。』

立派な事は言ったもののやはり眠れなかったようだ。

俺はプレッシャーに弱いのは昔からで、受験も前日眠れず、次の日腹くだすという、黄金コンビにやられていた。

今回はまだ腹下してない分ましだが、眠れないのはやっぱりキツイ。

しかしその甲斐あって、寝坊することはなく、着替え、忘れ物をチェックし、全ての準備を終わらせてからでも生まれて始めてのモーニングコーヒーを飲む時間的余裕が持てた。

しかしもちろんだが、この時俺はコーヒーの味何か覚えちゃいない。

時間的余裕は持てても、刻一刻と迫る面接の時に精神的余裕は全くなかったからだ。

ただ覚えてるのは

台所にある割り箸を見てすぐ、蟻の巣を想像しちゃった事か。。


『もう色々と駄目かもなっ。』

俺は一人力なく笑った
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