激突お義父さん!
敵陣侵入!⑨


自分でも意味不明な言葉を並べてから、三秒位たつ。

俺が相手の返答を待っていると、

『はいっお茶をどうぞっ』

っと奥の方に行っていたぼさつ様がお盆にお茶を二つ持って帰ってきてくれたのだ。


『あ、ありがとうございますっ!』

俺は色々な意味で感謝し、また、深々と頭を下げた。

にこっと笑みを浮かべるぼさつ様は、そのままもう1つのお茶を男性の前に置こうとする。

やはりこの方がお義父さんなのだろうか・・・。

俺がそんな事を考えていると、ぼさつ様がお茶を置く瞬間、この悩みを打ち砕く衝撃の一言を放つ。
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