激突お義父さん!
インターバル③


2つの衝撃によって俺の体内に一度入った緑茶が豪快にテーブルに飛び散る。

『だ、大丈夫!?』

そんなむせかえる俺を見て心配してくれたのであろう、静江さんは急いで立ち上がり水を持って来てくれた。

矢沢さんの方は笑いながらテーブルに飛び散った俺の汁(唾液+茶)を布巾で吹いている。

その間一人ゴヘッ!ウヘッ!っとむせかえる俺。

お二方ほ、ホントに申し訳ない。

水を飲みながら、自分の駄目っぷりにもうげんなりする秀人だった。

ちなみに、この事務所でお茶を鼻と口から巻き散らした男は、後にも先にも、俺一人だという(笑)
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