激突お義父さん!
最終決戦⑦




『まずは会社の面接を開始します。
それでは履歴書を出しなさい。』

ちょっ『まずは』ってその後しっかり何か控えてるみたいやんけぇぇ!!

どうやらやはりただ会社の面接だけじゃ帰してくれなさそうである。

もう心が泣きそうだが、そんな事を表に出すわけにはいかず、

『あっはい!どうぞ』

と心の声が聞こえないようなるべく普通に接しれるよう頑張る俺。

書類を渡し終わると、会社の面接らしい面接が始まった。

志望動機や、必要だと思う事、どうしてこの職にしようかなど、30分位かけて色々な事を聞かれ、俺はつまずきながらもそれにちゃんと答える。

しかし、その面接は思っていたほど特に強烈に批判されるわけでもなくただごく普通の面接だったのだ。

< 50 / 82 >

この作品をシェア

pagetop