激突お義父さん!
最終決戦⑧


そのせいか俺はいつの間にかちゃんと集中し、心も平静を取り戻しかけていた。

むふ~以外にやれば出来る子じゃないか俺。

とひっそりと自画自賛してると

『じゃあ、大体わかったから会社の面接はここまでっ。結果はまた後日連絡するから。』

源一さんから面接終了の知らせを聞く。

『あっはい!ありがとうございました!』

よしゃっ!!終わた!!
ようやくこの地獄ともおさらばできるっ!

俺は天にも登る嬉しさ一杯な気持ちで、ソファーから立ち上がった。

しかし、


『会社の面接はね』

と、源一さんが続けてすっげぇ含みのある言い方をしてきた。

俺が中腰のまま返答せずに固まっていると、

『だから、会社の面接はおしまい。』

ちくしょう二回も言わなくたってわかってるよぅ。

どうやら、やはりそう簡単に逃がしてはくれないらしい。

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