激突お義父さん!
敵が真の姿を③



俺がその沈黙と視線に耐えられず


『えっいやぁあはは』

と質問を変えようと誤魔化すと、

『いや、真面目に』


怒られてしまった。


やはり中途半端な態度は状況を悪化させるだけにしかならないようだ。

俺が答えに戸惑っていると、

『どうなんだ!?まさかただの遊びのつもりじゃなかろうな??』

源一さんが俺を疑うように聞いてきた。



だが、そのセリフを聞いて俺は黙っていられず


『ち、違います!!自分は千鶴さんと結婚したい位に本気で愛しています!!遊びの気持ちなんてありえません!!』


・・・や、やっちった~。

俺は反射的に恐ろしく凄い事を口走ってしまった。


言った事が大層な事で、冗談では済まされない事はわかっている。

けどどうしても、


どうしても、

今の付き合いを遊びととらえられる事が我慢出来なかったんだ。。。
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