サヨナラの先……
祐也くんは女の子達と話しながらある女の子を見ている。
柏原 佳奈さん。
スッゴく可愛くて優しい女の子。
きっと、祐也くんはあの子が好きなんだ。
ごめんなさい……まだ僕は貴方を手放せないでいる。
ポンッ
ふと頭に乗せられた大きな掌。
その手は神城くんの手だった。
「えっと……なんでしょうか?」
「あっ、ごめんね!なんだか悲しそうな顔をしていたから……」
今の僕にはその優しさが鈍く心に突き刺さる。
「……癒乃、あんたさ」
「な、何でしょう」
ふと凜ちゃんから声を掛けられた。
「神城に乗り換えたら?」
凜ちゃんはまるで自転車変えたら?というように軽く言ってのけた。
「凜ちゃん……僕ね、凜ちゃんがたまに羨ましく感じるんです」
「へ?」
「その軽さが」
「あんたさ、それ誉めてないから」
凜ちゃんの鋭いツッコミが入ってしまった。
「誉めてますよ?多分」
「わー、その多分いらなーい(棒読み)」
そんな漫才をしていたら神城くんに笑われてしまった。
「二人とも、凄く仲が良いんだね(笑)」
柏原 佳奈さん。
スッゴく可愛くて優しい女の子。
きっと、祐也くんはあの子が好きなんだ。
ごめんなさい……まだ僕は貴方を手放せないでいる。
ポンッ
ふと頭に乗せられた大きな掌。
その手は神城くんの手だった。
「えっと……なんでしょうか?」
「あっ、ごめんね!なんだか悲しそうな顔をしていたから……」
今の僕にはその優しさが鈍く心に突き刺さる。
「……癒乃、あんたさ」
「な、何でしょう」
ふと凜ちゃんから声を掛けられた。
「神城に乗り換えたら?」
凜ちゃんはまるで自転車変えたら?というように軽く言ってのけた。
「凜ちゃん……僕ね、凜ちゃんがたまに羨ましく感じるんです」
「へ?」
「その軽さが」
「あんたさ、それ誉めてないから」
凜ちゃんの鋭いツッコミが入ってしまった。
「誉めてますよ?多分」
「わー、その多分いらなーい(棒読み)」
そんな漫才をしていたら神城くんに笑われてしまった。
「二人とも、凄く仲が良いんだね(笑)」