君に出逢えた奇跡
「もしも〜し。また文字打つのが面倒になった?」

「まぁ〜ね。美空、俺が何処に住んでるのか知りたい?」

「でも‥秘密なんでしょ?」

「あれは冗談。東京」

「東京なんだね。」

「じゃあ‥次は美空が何処に居るのか教えてよ。」

「ん〜田舎?」

「田舎って日本にどんだけあるんだよ。」

「アハハそうだよね~。
でも、内緒にしておこうかな。
田舎に住んでるって事だけにしておこう」

「それでもいいよ。
いつか教えてもらうから。」

「そっか‥そう言えばお仕事中?」

「そう。そろそろ戻るから、じゃあ‥またね。」

そう言った蒼汰の後ろで
―蒼汰さんお願いします―
そんな声が聞こえた‥。



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