君に出逢えた奇跡
結ばれた糸
……。
目の前の蒼汰
……。
蒼汰は蒼汰だけど
私はこの人を前から知ってる。
……。
速水 蒼
目の前に居るのは間違いなくマキが夢中で雑誌に特集されていたあの若手人気俳優 速水 蒼だった‥
「……。」
「美空、これが言えなかった秘密なんだ‥」
蒼汰の秘密
それは想像もしてなかった秘密だった。
蒼汰は速水蒼
夢を売る仕事 俳優?
出張 撮影の為
1つ1つ繋がる点と点。
「蒼汰…」
繋がった点と点は蒼汰の秘密が想像以上に大きな事だったと教えてくれた。
「美空、オレは美空が知ってるオレだから。」
「そうだね。例え速水蒼だとしても、蒼汰は蒼汰。」
そう‥目の前に居るのは私の大切な人、蒼汰に変わりはない。