一億三千万分の一の人間の現在に至るまで。



その日から見るからに有香の拓斗に対する態度が変わりました。





頬をピンクに染め、拓斗が買い出しに行くときは必ず自分もついて行くようになりました。




二人が一緒に行動するようになれば、必然的に私も翔と行動するようになり、また、翔も有香の拓斗に対する気持ちに勘づいていたのです。





「さすがに拓斗も気付くんじゃないの?あんだけ露骨なんだし。」





「や、拓斗は多分気づかねーよ。あいつ極度の鈍感だから。あと拓斗は多分有香のことは好きにならねーと思う。」




「え?なんで?」




翔は笑いながらそう言いました。
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