小悪魔系男子と甘々同居中♡
「ねぇ、このあとさ、
二人で抜け出さない?」
コッソリ耳打ちされ、心臓が跳ねた。
「え、それって……」
「俺、凛さんのこと好きになっちゃった。」
「っ!!」
す、すごい。
私があんなに緊張して言った言葉をこんなにも簡単に……!
隆平くんは人懐こい笑みを浮かべると、
私の手をぎゅっと握った。
「俺の家、今誰もいないんだよね……」
バンッッッ
突然の荒々しい音にカラオケルームにいた全員が音のした先を見た。