小悪魔系男子と甘々同居中♡
「春木くん!」
「……っ……」
二人はしばらくにらみ合った後、
春木くんが乱暴に襟から手を離した。
「春木?どういうこと?」
後輩が聞くのも無視して、
春木くんは私のカーディガンとカバンを左手で持ち、
右手で私の腕を引っ張った。
「春木くんっ……」
力が強すぎて止まれない。
「ごめん、佐々原(後輩)。
これ、金。」
「え……うん……」
春木くんは自分のポケットから無造作に出した2000円を机に置いた。