小悪魔系男子と甘々同居中♡




「春木くん!」



「……っ……」



二人はしばらくにらみ合った後、

春木くんが乱暴に襟から手を離した。



「春木?どういうこと?」



後輩が聞くのも無視して、

春木くんは私のカーディガンとカバンを左手で持ち、

右手で私の腕を引っ張った。




「春木くんっ……」



力が強すぎて止まれない。



「ごめん、佐々原(後輩)。

これ、金。」



「え……うん……」




春木くんは自分のポケットから無造作に出した2000円を机に置いた。





< 194 / 355 >

この作品をシェア

pagetop