小悪魔系男子と甘々同居中♡
「『私も』って、なんで俺も怪我してること知ってるんですか。」
「そ、それは!だから……ファンの子達が言ってたの聞いたから。」
「…………」
固執することない。
俺の方が振り回されてるなんて、癪だ。
「じゃあ俺寝るんで。邪魔しないで下さい。」
俺はセンパイに言いたいことも聞きたいこともこらえて、ベッドの上に横になった。
「ま、待って!春木くん、怪我は?大丈夫?」
「平気です。」
「でも、ちゃんと手当てしなきゃ。」
「いりません。」
イライラする。
俺が離れようとしてんだからとっととどっか行けばいいのに。
「ダメだよ!来て!」
俺のそんな考えを知ろうともせず、センパイは俺の腕を引っ張った。