小悪魔系男子と甘々同居中♡
反論する気も起きず、俺はおとなしくセンパイの手に引かれた。
「待ってね。
今治療の仕方調べる……」
スマホを見ながら、不器用ながらも一生懸命に手当てをするセンパイ。
その姿に俺は聞きたかったことをつい口に出してしまった。
「よし!出来たよ!」
「……あの男のこと、好きなんですか?」
「え……」
「バスケ部の。今日話してた。」
「な、なんでそんなこと……聞くの?」
「ねぇ、センパイはどこ怪我したの?」
「それは……」
センパイはあからさまに答えを探している。