小悪魔系男子と甘々同居中♡




「こいつに何されたかわかってんのか?」



井波くんは悲しそうな表情で私を見た。



「お願い……


言わないで……」



「白石……」



「お願い……」




最後に私がそう言うと、井波くんは「分かった」と苦そうに言った。




「ありがとう。」



「ホント、センパイって馬鹿ですね。」




春木くんが不機嫌そうな声でそう言った。





「うん……。いいの。」




春木くんは小さくため息をつくと、

何も言わず保健室を出ていった。






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