小悪魔系男子と甘々同居中♡
走れ。
数分後、放課後になり、そーっとベッドの周りのカーテンが開けられた。
「凛!?」
「一華……」
「井波に聞いた。その……大丈夫?」
「うん……。井波くんは?」
「部活でどうしても抜けられないらしくって。」
「そっか……」
「凛…泣いてたの?」
一華が私の頬に残った涙の跡を見て言った。
「ねぇ、一華。
悪者は誰なんだろう。」
「……そんなの、凛にひどいことしようとした春木に決まって…「そう思う?」
一華が悲しそうな目で私を見る。
私はそれに無理やり微笑んで見せた。