小悪魔系男子と甘々同居中♡




「すみません。」



春木くんは気まずそうに私の横を通りすぎようとした。




「待って!!」



私はとっさに春木くんの腕を掴んでいた。



「言いたいことがあって来たの。」




春木くんは哀しそうな顔で私を見下ろした。



心の底で思っていたこと


ずっと口にできなかったこと












「帰って……きて。」




知ってる。


この気持ちの名前を私は知ってる。





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