小悪魔系男子と甘々同居中♡
「お願い。帰ってきてっ…」
「なんで……俺、センパイに酷いこと……」
私は春木くんの腕を掴んでいた手の力を強めた。
「ずっと、あなたのことを想ってた。
誰と話していても、誰を見ていても
春木くんが頭から消えたことはなかった。」
「…………」
「酷いことを言ってごめんなさい。」
まばたきと同時に涙が落ちた。
「触れても……いいんですか?」
私はその言葉に何度も頷く。
「春木くんがいないと寒いよ……」
その体温を伝えるかのように
春木くんは強く強く
私を抱きしめた。