小悪魔系男子と甘々同居中♡
「大好き……」
「馬鹿ですね。また俺なんかを選ぶなんて。」
「俺なんか、なんて言わないで。
生まれてから今日まで、私は春木くん以外の人を好きになったことないんだよ。」
「さっきとは違うこと言ってるじゃないですか……」
抱きしめたまま、春木くんは私の髪にキスを落とした。
大切そうに。
優しく。
「酷いことしてすみませんでした。」
「いいの。」
「よくないですよ……」
「春木くんになら、もう何されたっていいから。」
春木くんはピクッと反応すると、私との距離を離した。
「センパイ……
俺だからいいですけど、そういうこと男に言っちゃダメですよ?」
「春木くんだからいいんでしょ?」
私がむくれながらそう言うと、春木くんは楽しそうに笑った。
「ホント、かないませんね。」
その笑顔、やっぱり大好きだ。
私も笑顔になって、私たちはそっと唇を触れ合わせた。