小悪魔系男子と甘々同居中♡
「帰ろ。」
「はい。」
そっと繋がれた手は温かかった。
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帰り道、春木くんは不満そうに言った。
「センパイに追い出されてから大変だったんですよ、俺。」
「そういえば…どこに泊まってたの……?」
女の子の家、なんて言わないでよね……
さっき愛を確かめあったばかりなのに、
そんなことを思ってしまう。
「友達の家行こうにも、俺の親に連絡されたら田舎に連れ戻されるし、
女の家泊まるわけにもいかねーし。」
「良かった……」
「よくないですよ!」
「あ、ごめん……。」
つい口に出てしまった…。
「学校です。」
「え?何が」
「だから、学校に泊まってたんですよ。」
「はぁっ!?」
学校……?
確かに春木くんはどこから持ってきたのか分からなかったけど、大荷物を持っている。
「うちの学校警備薄いから、巡回のとき隠れていれば割といれるんですよ。」
すごい度胸だ……。