小悪魔系男子と甘々同居中♡
夕夏と別れたあと、春木くんとの待ち合わせ場所に向かった。
まずは「おめでとう」って言わなくちゃ。
それからもしいい感じの空気なら同居のことも話そう。
大学に入学してからはお父さんは本格的に福岡に住むことになった。
つまりはあの家は完全に私の家になったわけで……
気兼ねなく春木くんを呼べる。
頭のなかでこれからの流れを組み立てるけど、多分春木くんと会った途端に忘れてしまうだろう。
時間よりも20分も早く着いてしまった。
今日は少しリッチなレストランで一緒にディナーを食べる約束。
楽しみだ。
早く来ないかな…。
「センパイ。」
フワッと空気の流れが変わった気がした。