小悪魔系男子と甘々同居中♡
「はるっ……」
振り向くと、そこには愛しい人の姿があった。
「春木くん!久しぶり!
会いたかったよ。あ……お、おめでとう!」
あー…やっぱり計画失敗……。
春木くんの姿を見たとたん、その腕のなかに飛び込んでしまった。
「はしゃぎすぎです。」
「春木くんは嬉しくないの?」
抱きついたまま春木くんを見上げると、
春木くんは少し赤くなった顔で同じく私を見ていた。
「死ぬほど嬉しいですよ。
ホントこの2年、ストレスで死ぬかと思った。」
「ホントだ。ゾンビみたい…」
「なんのことですか?」
「なんでもない!」
「ほら、レストラン行きましょう。」
春木くんは懐かしい動作で私の手を取り、そのまま歩き出した。