小悪魔系男子と甘々同居中♡
「春木くんのことが好きでファンなのに、
私がチクって春木くんに嫌われるなんて可哀想じゃない?」
「俺には散々悪口言ったのに、
ファンのやつらのことはかばうんですか。
そういうの偽善って言うんですよ?」
裏の春木くん。
私だけが知ってる……春木くんだ。
「そうだね。
私はきっと、良いことして、
私はえらいんだぞー、って自分と春木くんに思わせたいんだ。
だからさ、
逆に私のためだと思って
この怪我のことは忘れてくれない?」
「……
ホント、センパイには敵わないですね。」
春木くんは優しく笑って、
ポッケに両手を突っ込んだ。