小悪魔系男子と甘々同居中♡
First Kiss
その後、
仕方なく、春木くんと一緒に家へ帰った。
「見事言いくるめられた……」
「僕はそんなつもりないですよ?」
「どの口が言うかー!」
春木くんのほっぺたを軽くつねった。
「痛いです、って。
センパイ。ご飯作って下さい。」
「わかってるよ。
その間にお風呂入ってね。」
「は~い♪」
春木くんは駆け足でお父さんの部屋へ着替えを取りに向かった。
こうなったら仕方ない。
春木くんと同居したって何もデメリットなんてないことを証明してみせる。
それで、春木くんのバイト代が貯まった頃に追い出してやるんだから!
私は密かにそう決心した。