鈍感王子に恋をした
「え、うち!?うーん‥‥‥‥いるよ。」
段々小さくなる声だったがはっきりいると聞こえた。
私は人の好きな人の話を聞くのが大好きだ。
「綾の知ってる人だよ。」
そう言われると一気に絞られて自分で勘のいいと思ってる私は勘づいた。
「あ、わかりました。鈴木先輩ですか?」
鈴木先輩とは私の多分好きな人。
正直言うとかっこいいわけではない。
なんで好きかもわからない。
「いやいや鈴木じゃないよ〜。」
「あ〜じゃあ橘先輩か。」