指切り
学校でも遊んでも
美紗ちゃんの近くには
霊が寄って来た。

「めぐちゃん、あーそーぼ」
いつも大声で私の家の前に
やってきた

でもこの日私は約束を
忘れ家族と出かけてしまった


次の日

「昨日学校でめぐちゃんの家で
 待っててって言ったじゃんっ、
 昨日3時間も待ったんだよ・・」

美紗ちゃんは怒っていた
「ごめんね・・・・」

「ううん、もういいよ。
 今日遊ぼうねっ」

「うんっ」

「約束のしるし。」

美紗ちゃんはそう言って
小指を立たせた

「なに?」

「ユビキリだよ」

「あ、うん」

「「ユビキリげんまん 嘘ついたら
  針千本のーますっ、指切った♪」」

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