君は私のサンタさん*
12時半。
「行ってきます!」
お母さんにそう言い、家から出る。
街はやっぱりクリスマス感でいっぱい。
私の願い…今日届くかなぁ。
駅前に着くと、先輩らしき人がいた。
こ、ここは…あれだよ、あれ!
「遅れてごめん!待った?」 「全然待ってねーよ、今来たとこ。」
ってやつができるチャンス!!
よし、深呼吸。
ゆっくり先輩に近付いて、肩をとんとんする。
「先輩、遅れてすいませんっ 待ちましたか?」