嘘を重ねて。
prologue
私にとって
“青春時代の記憶”の大半は辛い事だった
生きる事に疑問を感じながら過ごしていた
あの毎日の記憶
圧倒的に多いその辛い記憶の中に
たった一つだけ
……君と出逢ってからの日々だけは
今でも昨日のように思い出せる
幸せな記憶だった
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