嘘を重ねて。


ーーーーーーーーーあれから私は 大学へ進学した




「結映~お待たせ!!遅くなってごめーん!!」



「花奈遅いよ!!ほんっと時間にルーズなんだから…」



一生モノの親友 花奈とも出会い
私は楽しく充実した毎日を過ごしていた


そんな私の心の大きな穴は
今でも癒えることなく 埋まることなく

虚しくなる程に そのまま残っている



「聞いてよ!!彼氏がねーーーー・・・」


「幸せそうじゃん」


「幸せだけど…って結映いつもそればっか!!」



不満そうな花奈
私はそれを見てまたクスッと笑ってしまう



「ねぇ結映」


「んー?」




「結映は彼氏とか作んないの~?」






< 104 / 116 >

この作品をシェア

pagetop