嘘を重ねて。
ーーーーーーーーーあれから私は 大学へ進学した
「結映~お待たせ!!遅くなってごめーん!!」
「花奈遅いよ!!ほんっと時間にルーズなんだから…」
一生モノの親友 花奈とも出会い
私は楽しく充実した毎日を過ごしていた
そんな私の心の大きな穴は
今でも癒えることなく 埋まることなく
虚しくなる程に そのまま残っている
「聞いてよ!!彼氏がねーーーー・・・」
「幸せそうじゃん」
「幸せだけど…って結映いつもそればっか!!」
不満そうな花奈
私はそれを見てまたクスッと笑ってしまう
「ねぇ結映」
「んー?」
「結映は彼氏とか作んないの~?」